最長継続の系統群・最後は巣虫に倒れる[1419群]/日本蜜蜂の飼育記録
この群は当時、全国的に蔓延していた蜂子出し病(一説にザック・ブルート・ウイルス病といわれる)の真っ最中に誕生した。この伝染病は2014年末には終息したが、幸いにり患するも事なく、我飼育群の中では最も長寿を記録した系統群となった。
2014年

2015年
2016年


[2016年4月26日]
この年も越冬に成功した群は、この後4月30日に1群分蜂している。
2017年
この年の4月、2回分蜂し、その後も群勢は順調に伸び9月には1段採蜜している。
11月下旬4段群として越冬態勢に入る。
2018年
花粉の運び込みは確認できたが、群勢の動きは鈍い。3月26日に給餌をしたが、ほとんど消費が無いので4月2日に撤去。
以降、群勢の伸長は遅々としていたが、5月3日、雄蜂巣房蓋の落下確認。群勢も巣房を覆い隠す程に成長した。



群勢は順調に伸び、6月13日には継箱し全5段群となり、十分な量の雄蜂も誕生したが、分蜂する事はなかった。5月25日観察記録に雄峰巣房蓋落下充分(自分の見解で分蜂体制が整ったことを意味する)と記している。世に交尾相手がいなくなれば分蜂しないのであろう。






この後、5段充満群として越冬入り。
2019年
【残念ながらこの年の初期の写真が欠落】
前年、5段群として越冬入りしたこの群は、越冬明け後、顕著な動きを示した。途中、1段継箱、全6段群とした後、4月13日に第1分蜂、4月15日に第2分蜂、4月17日に第3分蜂、4月20日に4回目の分蜂を起こしている。以下はその後の写真記録である。


この日、分蜂飛翔らしき行動があったが、収まる。

5月13日、巣箱が6段となり取り扱いが悪いので分蜂直後ではあるが2段採蜜したが、ほとんど空であった。その日に1段継箱。群勢が伸び、高段数の巣箱になっても上段部の巣房の蜂蜜充填率は低いようである。
その後、春、秋の流蜜期間も群勢はほとんど伸びなかった。






2020年






5月4日、巨大群が分蜂した。この年の分蜂はこの日の1群のみであった。






8月に入り、突然群勢が衰えてきた。9月以降は見た目変わらない。新蜂の誕生は幾らかはあるのであろう。このまま越冬態勢に入る。
この間、巣箱軽量化も兼ねて9月21日に採蜜している(是非は如何に)
2021年

5月13日、新たな巣板の形成を確認するも花粉の運び込みは確認できない。その後、この群は回復する事なく、5月31日消滅を確認した。
2014年4月開巣以来、7年間、我飼育群では最も長期間に亘り群を維持した系統であった。