起死回生した群[21K4群] 新蜂誕生が遅れた理由は?/日本蜜蜂の飼育記録
この群は2021年4月、分蜂した(推定第1分蜂)。超巨大分蜂群として誕生したが、初期の群勢伸長に失敗(原因不明:第1分蜂群であるので女王蜂の交尾失敗はない)、一時は群の消滅も危惧されたが、6月中旬より群勢回復傾向に遷移した。
採蜜する事は出来なかったが、越冬前最終点検の時点においては、来春、最も分蜂を期待される群の一つとなった。
平均的な群であれば分蜂から30日目頃に新蜂の誕生が始まるが、この群の場合は新蜂の誕生は5月25日頃(分蜂後50日目頃)から始まった模様である。
この遅れは何を意味するのか?
第1分蜂では無かった?。交尾飛行が遅れた為に新蜂の誕生が遅れた?。それにしても、その後の群勢の伸びは遅々としていたが、10月以降、時期外れの時期から急に群勢を伸ばし始めている。
今後の検証の必要性を感じる。

他の群を採蜜した日の状況


実質、3段充満群。


2022年4月末日追記
2022年春、この群から4群分蜂し、かつ元巣群も堅調である。