日本蜜蜂とともに

日本蜜蜂の生態と飼育、養蜂器具等について

起死回生した群[21K4群] 新蜂誕生が遅れた理由は?/日本蜜蜂の飼育記録

 この群は2021年4月、分蜂した(推定第1分蜂)。超巨大分蜂群として誕生したが、初期の群勢伸長に失敗(原因不明:第1分蜂群であるので女王蜂の交尾失敗はない)、一時は群の消滅も危惧されたが、6月中旬より群勢回復傾向に遷移した。
 採蜜する事は出来なかったが、越冬前最終点検の時点においては、来春、最も分蜂を期待される群の一つとなった。

超巨大分蜂蜂球
2021年4月7日 19J3の第1分蜂。
超巨大群として誕生。
分蜂元群巣箱
分蜂元群は3段群
分蜂元群の巣箱内部
分蜂元群 分蜂直後の内部
4月7日 2段群として別の場所に設置
巣箱内部(巣房)
設置直後の内部。巣房の無い蜂球が2段目中央まで届いている。
巣箱内部(巣房)
5月2日 巣房は順調に伸びているが、新蜂の誕生はまだか?。

平均的な群であれば分蜂から30日目頃に新蜂の誕生が始まるが、この群の場合は新蜂の誕生は5月25日頃(分蜂後50日目頃)から始まった模様である。
 この遅れは何を意味するのか?
 第1分蜂では無かった?。交尾飛行が遅れた為に新蜂の誕生が遅れた?。それにしても、その後の群勢の伸びは遅々としていたが、10月以降、時期外れの時期から急に群勢を伸ばし始めている。
 今後の検証の必要性を感じる。

巣箱内部(巣房)群勢衰退の傾向
5月16日 群勢衰退の感じ。
分蜂から40日、群の消滅を覚悟。
5月29日 群勢のさらなる衰えは見られない。分蜂群蜂と新蜂との交代有か?
巣箱内部(巣房)群勢回復顕著
6月17日
群勢、劇的に回復。巣房を覆いつくす。
巣箱内部(巣房)
7月11日 伸びは遅いが群勢順調
8月9日 2眼巣箱 分蜂捕獲時と同じ
8月9日 2段巣箱ほぼ充満
秋の採蜜をしない事とする。
9月11日
他の群を採蜜した日の状況
11月1日 2段巣箱
巣箱内部(巣房)予想を超えて巣房発達
11月1日 油断していた為、巣房が巣門台を超え、架台に達していた。
実質、3段充満群。
11月14日 巣門台を途中に挟み込んだ3段巣箱として自宅に移設。
11月14日 荒っぽい作業した後なので、蜂が巣房内部に引き込んでいる。
巣箱内部(巣房)防寒対策直前の様子
11月19日 防寒対策当日の内部。
来春まで内部点検は行わない・

2022年4月末日追記

 2022年春、この群から4群分蜂し、かつ元巣群も堅調である。

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